活動について

黄砂・大気汚染対策

日中韓による黄砂予測・発生源対策に関する共同研究

近年、北東アジア地域(モンゴル、中国、韓国、日本等)では黄砂現象が頻発しており、各方面でその影響等に対する関心が高まっています。日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM)の枠組の下、黄砂の共同研究が実施されており、OECCは、この黄砂共同研究を支援しています。近年は、黄砂に加え、PM2.5等の越境大気汚染が顕在化していることから、これらの問題についての取組も始まりつつあります。

黄砂は、従来から黄河流域や既存の砂漠等から発生する自然現象としてとらえられてきましたが、昨今の研究では、発生源付近で近年急速に拡大しつつある過放牧や農地転換などによる耕地の拡大も新たな原因とされ、人為的影響によりその規模が拡大しているグローバルな環境問題として再認識されつつあります。

砂丘(中国モンゴル自治区・フルンボイル市)における植生調査

2016年8月 砂丘(中国モンゴル自治区・フルンボイル市)における植生調査

OECCでは、環境省からの委託により、わが国における黄砂エアロゾルの飛来状況を科学的に把握するための検討作業を支援し、黄砂の実態解明に貢献しています。以下のウェブサイトも、この業務の一環としてOECCが運営に携わりました。

黄砂ライダー

環境省黄砂飛来情報ウェブサイトのイメージキャラクター「黄砂ライダー」

東アジアにおける大気汚染

大量の石炭を燃料に使っている中国などでは、従来から二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx) による大気汚染が深刻ですが、近年は、自動車からの排気ガス等の量も爆発的に増えていることから、PM2.5による被害が広がっています。ぜんそくなどの健康被害が心配される中で、中国やモンゴルにおける対策を進めるため、日本による大気汚染対策の歴史や行政的・企業の取組などを紹介するなど、技術や経験の移転に努めています。