化学物質規制の調和
化学物質管理への取組み
現在の生活は、化学物質なしには考えられませんが、化学物質に関連する事故や健康被害、生態系への影響も耳目を集めています。このような状況から、化学物質管理の適正化と関連リスクの低減施策が推進されており、同時に化学物質に関する国際的な活動をより調和のとれた効率のよいものとする活動が行われています。OECCでは、2002年の国連環境計画(UNEP)決議である「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM)」や「持続可能な開発に関する世界首脳サミット(WSSD)」の目標「2020年までに化学物質の製造と使用による人の健康と環境への影響を最小化する。」を念頭におき、調査研究及び関連施策の普及・推進活動に取り組んでいます。
化学物質国際対応ネットワーク業務
2007年7月に環境省をはじめとして我が国の化学物質対策に関わりのある主要な関係者を中心に設置された「化学物質国際対応ネットワーク」の活動を通して、国際的な化学物質対策についての国内関係者の理解と対応能力の向上を支援し、併せて欧州地域、中国及び韓国他関係者との化学物質管理に係る相互理解の向上による国際調和に資する取り組みを加速させることを目的に、以下のようなネットワークの運営等業務を行っています。
ネットワークへの参加促進
260にも及ぶ参加団体及び1500件以上のメールマガジン配信登録者を、わが国における化学物質の国際対応を推進するための貴重なリソースとして効果的かつ的確なアプローチを行ない、サプライチェーンにおける化学物質国際対応に関する現状を把握するとともに、問題点やニーズを抽出し、それに対応するための課題を整理した上で、ネットワークの活動に反映させています。また、外部関連ネットワークとの連携も図り、既存参加団体を中心にサプライチェ-ンにおけるコミュニケ-ションを活性化し、併せて潜在的な利害関係者の参加も促進しています。
ネットワークの強みを活かした活動促進
ネットワークの最大の特徴は、コストがかからず、企業、業界団体、研究機関、NGO・NPO等の団体が、それぞれの立場や各種の制約条件の垣根を越えて対等な立場で自由に参加ができる機会や場の提供であり、これらを最大限に活用して、化学物質の国際対応に関するコミュニケーションの促進を図り、自由な発想に基づくフレキシブルな化学物質国際対応の推進を支援しています。
ネットワーク参加者の自主性と交流・対話を活かした活動促進
欧州のREACH規則や周辺諸国におけるGHS導入等を踏まえ、より実務的な形式でのセミナーやワークショップ等のイベントを開催し、参加団体の自主性を活かした参加を促進するとともに、ネットワーク参加者同士及び国内外のリソースパーソンとの対話と交流を向上させ、化学物質の国際対応における円滑な対応と調和化を支援しています。また、参加者が自主性を活かした活動を率先して展開できるように、国内外の化学物質対応に関する動向及び情勢等を取材し、的確かつ有益な情報提供に務めています。







