気候変動対策認証センター
日本における気候変動対策の取組を認証
気候変動対策認証センターは、第三者認証の実施により気候変動対策事業の透明性や信頼性を向上していくことを目指して、平成20年10月に設立されました。環境省により作成された「我が国におけるカーボン・オフセットのあり方について(指針)」や、指針に基づき検討された基準類に則り、「カーボン・オフセットに係る第三者認証及びラベリングスキーム」、「オフセット・クレジット(J-VER)制度」の運営を行います。
カーボン・オフセットに係る第三者認証及びラベリングスキームの運営

カーボン・オフセットの取組を広め、市民、企業、NPO/NGO、自治体、政府等の社会の構成員の自発的な取組を促進するためには、カーボン・オフセットの取組に関する信頼性を構築していく必要があります。環境省指針や各種ガイドラインに則した第三者認証基準を設ける目的は、信頼性の高いカーボン・オフセットの取組が普及し、社会全体での排出削減を進展させることにあります。カーボン・オフセットフォーラム(J-COF)の課題別ワークショップ「カーボン・オフセットに係る透明性の確保並びに第三者認証及びラベリング」の検討に基づき、気候変動対策認証センターはモデル認証機関として、将来のカーボン・オフセット第三者認証・ラベリングスキーム設計にあたってこれらの知見を活用できるよう、知見を蓄積していく役割を併せ持ちます。また、当スキームの一部となる「あんしんプロバイダー制度」は、オフセット・プロバイダーの過去一定期間の排出削減量クレジットの取扱方等を確認した上で、ウェブサイトにおいて公表することによって、消費者等がオフセット・プロバイダーの信頼性を識別できるようにするための取組です。カーボン・オフセットに関し、諸外国においては、排出削減量クレジットのダブルカウントや実態のない排出削減量クレジットの取扱い等の不正問題が発生していることから、カーボン・オフセットの取組を検討している国内事業者等からは、当該制度に対する要望が生じています。当制度において、オフセット・プロバイダーの情報を公開することは、カーボン・オフセット第三者認証の手続きをより円滑に進めることにも貢献し、カーボン・オフセットの取組の普及や質的向上を後押しするものです。
オフセット・クレジット(J-VER)制度の運営
「オフセット・クレジット(J-VER)」とは、環境省オフセット・クレジット(J-VER)制度に基づいて発行される国内における自主的な温室効果ガス排出削減・吸収プロジェクトから生じた排出削減・吸収量を指します。同制度の設計は環境省による「カーボン・オフセットに用いられるVER(Verified Emission Reduction)の認証基準に関する検討会」において行われました。
同制度では、「オフセット・クレジット(J-VER)」プロジェクトを申請し、同制度に基づいた検証等を受けることによって、「オフセット・クレジット(J-VER)」プロジェクトとして認証を受け、クレジットの発行を受けることができます。発行された「オフセット・クレジット(J-VER)」はカーボン・オフセット等に活用が可能で、市場における流通が可能となり、金銭的な価値を持ちます。そのため、「オフセット・クレジット(J-VER)」プロジェクトの実施者はこのクレジットを売却することにより、収益を上げることが可能です。これまで費用的な問題で温室効果ガスの削減を実施できなかった事業者や、管理が必要な森林を多く所有する地方自治体等にとっては、温室効果ガス削減プロジェクトの費用の全部や一部を、「オフセット・クレジット(J-VER)」の売却資金によって埋め合わせることが可能となります。オフセット・クレジット(J-VER)の創出は結果的に、国内におけるプロジェクトベースの自主的な排出削減・吸収の取組を促進することになり、国民運動として進められている「低炭素社会形成」を促す原動力となります。
当センターは、同制度における意思決定機関として設計されたオフセット・クレジット認証運営委員会、方法論パネル、第三者独立委員会の事務局やオフセット・クレジット(J-VER)登録簿管理業務等を担い、同制度の認証・運営業務全体のサポートを行います。










