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ポストコロナ勉強会(第1期)の活動について

ポストコロナ勉強会(第1期)の活動について

 

2020年7月
一般社団法人 海外環境協力センター

1. 背景

新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)は、多数の犠牲者を出しているほか、大規模かつ中長期の社会的・経済的影響をもたらしています。また、環境やエネルギー、開発の分野においての影響も多分にあるとみられ、今後、OECCが参画する環境開発協力の分野における取組のあり方そのものも大きく変わる可能性が高いと考えられています。

これらに対する影響は、現状においては全体像が把握できていないものの、様々な国際機関、研究機関等がその影響について分析を試みており、次々に報告書などが発表されつつあります。また国際援助機関などドナーを中心に、当面の緊急対策と、新型コロナウィルス感染拡大からの一定の収束後の回復に向けた世界のあり方について、議論が行われている状況です。

これらの状況を踏まえ、OECCとしても今後の海外環境開発協力への取り組み方などについて、当面下記のような問題意識の下、所内有志を中心としたワーキング・チームを設置し、5月27日~6月24日までの間6回にわたる集中的な検討を行うための勉強会(以下「ポストコロナ勉強会」(第1期)という。)を開催しました。

上記問題意識に示す大きな課題に対する解決策を短期間に導き出すことは困難であることから、第1期の活動は初めのステップとして事実の把握と情報の整理を中心とし、結論として下記の考察をとりまとめました。この結果を踏まえたうえで次の段階に進めていくこととしました。

 

2. ポスト・コロナ勉強会の概要

(1) 勉強会の獲得目標

ポストコロナ勉強会(第1期)の獲得目標は以下としました。

短期・中期・長期の影響、対応の理解のサマリーと、踏み込んで検討を進めていく論点についての洗い出しをアウトプットとしました。

(2) 検討対象(第1期)

第1期において検討の対象とする資料は、原則既存公表資料を基に、以下の検討を行いました。

(3) ワーキング・チーム

本勉強会をリードする中核メンバーから構成されるワーキング・チーム(WT)を設置しました。WTは、所内有志がチームメンバーとして参加しました。また、加えて外部有識者(アドバイザー)も迎え検討を行いました。

竹本 和彦 大村 卓 加藤 真 松藤 祐介 林 やよい 中島 力

増田 大美(国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)) 
森田 香菜子(国立森林総合研究所、UNU-IAS)

(4) 勉強会開催の実績
テーマ リソース
(1)影響分析  
①国連における動き 国連本部、SDSN、UNDP等の動き
②世界経済影響について IMF報告書
テーマ リソース
(1)影響分析  
③アジア各国への経済影響 ADB報告書
④エネルギー分野への影響 IEA報告書
テーマ リソース
(2)各国ドナー、各機関の動き  
①二国間ドナー/開発途上国の動き GIZ、欧州委員会等
テーマ リソース
(2)各国ドナー、各機関の動き  
②多国間ドナー・研究機関の動き IIASA, IGES, OECD
③サブナショナルファイナンス・自然との共生(nature-based solutions) ICLEI、その他
テーマ リソース
(3)中間とりまとめ準備  
テーマ リソース
(3)中間とりまとめ報告