気候変動対策に関するJICA-NRES共同技術協力プロジェクト
第2回合同調整委員会(JCC)会合開催
2025年12月9日、マレーシア・クアラルンプールにて、JICAとマレーシア天然資源環境サステナビリティ省(NRES)共催「マレーシア国 強化された透明性枠組み下での国連気候変動枠組条約(UNFCCC)国家報告書作成のための能力強化プロジェクト」の第2回合同調整委員会(JCC)会合が開催されました。
本会合にはJICA本部およびマレーシア事務所、日本大使館の職員、NRESのYahati binti Awang副事務次官を筆頭に主要メンバーが一同に会し、プロジェクトの進捗共有や今後の協力に向けた議論が活発に行われました。
OECCの役割と貢献
-会合運営支援と専門家としての技術提供
OECCからは、玉井シニアプロジェクトフェローと久世シニアプロジェクトフェローの2名がJICA専門家として参加しました。
両名は現地と密に連携し、国内外での事前調整も含め資料の準備など多面的なサポートを行い、会合全体の円滑な運営に貢献しました。
久世シニアプロジェクトフェローは、FガスワークショップにてJICAによる透明性支援の取組を紹介し、緩和分野の重要性やプロジェクトの概要について発表を行いました。ワークショップにはマレーシアの冷媒・冷房関連企業など90名以上が参加し、今後のマレーシア国内でのFガスのデータ収拾に向けた議論が活発に行われました。

また玉井シニアプロジェクトフェローは、同ワークショップにてHFC排出量インベントリに関する発表を行い、参加者の理解促進に大きく貢献しました。また、会合前の11月にはICCPソフトウェアを用いた国家Fガスインベントリ作成の手法の紹介やウォークスルーやハンズオン演習を実施するなど、会合のみならず様々な形でプロジェクトの実現に寄与しました。


今後の取組
OECCは、これまで培ってきた専門性とネットワークを生かし、官民連携をさらに深めながらプロジェクトの成功に向けて継続的に支援を行っていきます。
マレーシアにおける今後の会合や関連ワークショップにおいても、引き続き専門的な知見を提供し、透明性枠組み強化に貢献していきます。

関連リンク
会合全体に関する報告について(JICAホームページ)
JICAによるプレスリリース![]()
プロジェクトに関する過去の活動報告(OECC活動報告)
JICA技術協力プロジェクト支援 マレーシア・サラワク州
