理事長メッセージMESSAGE

一般社団法人「海外環境協力センター」(OECC)は、気候変動対策や資源循環に加え、生物多様性保全など国際社会が直面する地球環境問題への対応や持続可能な社会形成に向けた海外環境開発協力分野において幅広い活動を通じて国際社会へ貢献していくことを目指しています。

本年1月には、マニラにおいて開催された「第2回日本・フィリピン環境ウィーク」においてOECCは、会議全体の事務局として両国の関連企業間コミュニケーションを促進するなど両国の環境開発分野の協力が将来的に発展することに貢献していま す。

また3月には、インド・ジャイプールにて開催された「アジア太平洋3R・循環経済推進フォーラム第12回会合」で、気候変動対策と循環経済の統合的な取組をテーマとするパネルディスカッションの企画や実施支援などを通じ、この分野の議論の進展に貢献することができました。 さらに、IPCC「気候変動と都市に関する特別報告書」の第一回執筆者会議(3月中旬、大阪)にタイミングを合わせて開催された「気候変動対策における都市の役割に関するワークショップ」(IIASAと環境省の共催)では、私自身が本ワークショップの共同議長として議論の方向付けを行ったところです。

加えて、4月上旬に開催された「サマルカンド気候フォーラム」に参加し、中央アジアにおける気候変動への適応・乾燥地問題などへの対処方策に関するハイレベルの議論に参加するとともに、JCMプログラムの円滑な推進に向け、地元関係者との意見交換を行ってきました。

このようにOECCは、世界が脱炭素・持続可能な社会の実現に向けダイナミックな変革を遂げる中、これまで培ってきた知見や専門性をフルに発揮するとともに、今後ともさらなる研鑽を積み重ね、我が国の海外環境開発協力分野における中核的組 織に相応しい役割を果たしてまいります。

本年度も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

2025年4月
一般社団法人 海外環境協力センター 理事長
竹本 和彦

メールマガジン「OECC LETTER」内の理事長メッセージは、以下からご覧いただけます。

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