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学術会誌『Global Environmental Research』にフロンのライフサイクルマネジメント特集号が発刊されました

Global Environmental Research Vol.29 No.2(2025)特集号 表紙

(一社)海外環境協力センター(OECC)が関与する研究成果が、(一社)国際環境研究協会が発行する学術会誌『Global Environmental Research』Vol.29 No.2(2025年)に特集号として掲載され、オンラインで公開されました。

特集号の概要

本特集号は“Accelerating Cooling Action in the Warming Planet: Life Cycle Refrigerant Management as Essential Effort of Climate Change Mitigations”と題し、冷凍空調分野で冷媒として使用されるフロン類(CFC、HCFC、HFC等)を対象に、ライフサイクル全体を通じた管理(Lifecycle Refrigerant Management:LRM)の重要性を、国際制度、国内法制度、技術、途上国支援、炭素市場メカニズムなど多角的な観点から整理・分析しています。

フロン類は、従来はオゾン層破壊防止の観点から対策が進められてきましたが、CO₂と比較して極めて高い温室効果を有する短期寿命大気汚染物質(SLCP)であることから、近年は気候変動対策としても即効性の高い重要分野として、国際的な取組が強化されています。

日本はフロンのライフサイクルマネジメントにおいて、政策、民間の両面で先進的な取組を行ってきましたが、英語による学術的発信は限られていました。本特集号では、OECC関係者も執筆・査読に参画し、日本およびアジア諸国の制度・実践を国際的に発信しています。

OECCの主な関与

  • 加藤 真、玉井 暁大による共同執筆論文(複数本)
  • 国内外の研究者・実務者との国際共同研究への参画
  • 論文査読プロセスへの協力

特集号で扱われている主なテーマ

  • オゾン・気候レジームにおけるフロン管理の国際制度間の調整
  • 日本のフロン排出抑制法の制度的発展とその機能
  • ベトナム・インドネシアにおける法制度およびインベントリ構築の整備
  • 冷媒ライフサイクル管理を支える電子トレーサビリティシステム
  • セメントキルンを活用したフロンの燃焼破壊技術
  • 高い環境十全性を確保した炭素市場メカニズム方法論

掲載誌・論文リンク

ご関心のある方は、ぜひ上記リンクよりご覧ください。
また、国内外の関係者の皆様への共有も歓迎いたします。

※学術会誌『Global Environmental Research』は、OECCの会員である、(一社)国際環境研究協会が発行する論文雑誌です。

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