2025.11.12

日本・マレーシア環境ウィーク開催支援

OECCは、2025年10月15日~17日にマレーシア・クアラルンプールにて開催された「日本・マレーシア環境ウィーク」の事務局として、イベントの企画・運営を行いました。民間部門、研究・学術機関、国際・地域機関、NGOなど多様なステークホルダーから、現地で約650名、オンラインで約230名の参加者を迎えました。また、サブスタンスの支援としては、両国の政府、地方自治体などによるハイレベルの登壇を含むセッションの企画調整の他、コ・イノベーションのための透明性パートナーシップ(PaSTI)セッションの企画、登壇をOECC職員が行いました。

イベントで実施された各テーマ型セッションの発表資料や開催報告は特設ウェブサイトからご覧いただけます。(https://jprsi.go.jp/ew2025my/ja)

環境ウィークの目的とOECCの役割

 日本・マレーシア環境ウィークは、両国間の環境および関連課題に対する理解を促進し、グリーンビジネスの成長における協力の可能性を見出すことで、脱炭素で強靭な社会の構築に寄与することを目的として開催されました。OECCはイベント事務局として、全体調整、プログラムの企画、参加者対応、会場運営、オンライン配信サポートなど多岐にわたる業務を推進し、両国が有する環境技術や環境課題解決の理解促進や技術交流を円滑に進める基盤を提供しました。

 事務局としての参画の他に、PaSTI – 企業による温室効果ガス(GHG)算定・報告 -セッションではOECC職員が登壇し、様々なレベルにおけるGHGのMRVについて日本の経験を交えながら、GHGの見える化の重要性を説明するプレゼンテーションを行いました。また、ビジネスピッチにおいては、日本の環境ソリューションの普及促進を図るJPRSIの活動を紹介するなど、OECCの強みである総合力を示すことができました。

環境ウィークで得られた成果

 今回のイベントは、日本とマレーシアの環境分野における協力関係のさらなる強化に寄与しました。具体的には、政府や民間セクターとの交流機会の提供、技術協力の促進、持続可能な開発に向けた両国の情報共有が挙げられます。参加者から「登壇企業と直接コンタクトを取りたい」との問合せがあったほか、「展示ブースにて実際の商談につながった」という声も聞かれました。

 OECCにとって環境ウィークへの開催支援は、今後の国際会議運営や海外環境事業のさらなる展開に向けた、重要なステップとなりました。主催・共催・後援団体の協力に感謝するとともに、持続可能な未来のために今後も力を尽くしていきます。

 

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