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イベント情報

第3回橋本道夫記念シンポジウム「脱炭素化社会実現に向けた海外環境開発協力の展望」

日時 2021/06/03(木)13:30-16:00
対象 一般
概要

日本においては、昨年10月菅総理が「2050年カーボンニュートラル」を宣言して以降、気候変動対策の推進に拍車がかけられており、本年4月日本政府は、これまでの中期削減目標の2013年度比26%削減から46%削減へと引き上げる方針を世界に向けて公約しました。また産業界においても、「環境と経済の好循環」を旗印に様々な取組が展開されています。

一方米国ではバイデン政権の下、「パリ協定」への復帰を果たし、また、主要排出国の首脳らが参加する「気候変動サミット」を主催し、世界の脱温暖化に向けた取組推進をリードしていく姿勢を明らかにするなど国際的な動きが一気に加速しています。

このようにOECCがこれまで手掛けてきた海外環境開発協力分野において大きな変革が進展しており、昨年創立30周年の節目を迎えたOECCとしても、これまでの実績を踏まえつつ、国内外の最先端で活躍されている専門家を交え、将来展望に向け集中討議を行いました。

プログラム

開会
セッション
<開会挨拶>
竹本 和彦 海外環境協力センター 理事長
<来賓挨拶>
近藤 智洋 環境省 地球環境審議官
岩崎 英二 JICA 地球環境部長
基調講演 「IPCCにおける議論の最新動向と海外環境開発協力」
三村 信男 茨城大学 地球・地域環境共創機構 特命教授、前茨城大学学長
「海外環境開発協力を巡る動向を踏まえた政策展開」
杉本 留三 環境省 国際協力・環境インフラ戦略室長
パネル
ディスカッション
<パネリスト>
藤井 進太郎(ADB 環境・気候変動専門官)
小川 眞佐子(JICA気候変動に対する強靭性向上のための大洋州人材能力向上プロジェクト専門家/チーフアドバイザー)
寺井 徹(在タイ日本国大使館)
辻 景太郎(インドネシア環境林業省/JICA環境政策アドバイザー)
杉本 留三(環境省国際協力・環境インフラ戦略室長)

<モデレーター>
竹本 和彦(OECC 理事長)

<コメンテーター>
吉田 勇輝(在インド日本国大使館)
羽賀 秋彦(在ベトナム日本国大使館)
亀山 康子(国立環境研究所 社会システム領域 領域長)

<ディスカッサント>
西川 絢子(ミャンマー天然資源環境省 JICA環境政策アドバイザー)
加藤 真(OECC 理事)

クロージング 総括

プログラムPDF(PDF)

橋本道夫記念シンポジウムについて

橋本道夫先生(初代OECC理事長)は、我が国の公害環境行政の先導者として道を拓かれるとともに、国際環境政策の先駆けとして活躍され、今日の海外環境開発協力の礎を築かれました。OECCは2018年より、橋本先生のご功績をたたえるとともに、同先生の志を後世に引き継いでいくことを目的として、例年の総会のタイミングに合わせて「橋本道夫記念シンポジウム」を開催しています。

OECCはその時々の優先課題の中から選んだテーマについて、未来志向の議論を深めるとともに、海外環境開発協力に関心を有する幅広い関係者の皆様との連携を図ってまいります。