イベントEvent

第6回橋本道夫記念シンポジウム「気候変動対策における都市の役割」

日時 2024/06/28(金)14:30-17:30
対象 一般
概要

人々の生活基盤であり資源消費の中心地である都市は、都市運営を通じて持続可能な脱炭素経路に移行するための機会を提供できることから、世界的な緩和目標を達成するうえで極めて重要な役割を果たしています。

「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の第7次評価報告書(AR7)においては、気候変動が都市に及ぼす影響や都市特有の緩和・適応の課題・機会について着目されており、2027年当初迄に「気候変動と都市に関する特別報告書」をとりまとめるべく、今春から執筆プロセスが開始されているところです。

我が国でも多くの自治体が途上国都市との都市間連携等を通じて様々な先進的取組を展開しているところ、本シンポジウムでは、「気候変動対策における都市の役割」をテーマとして、国内外の専門家の参加による討議を行いました。

また、気候変動と都市をとりまく国際的な議論に貢献すべく、本シンポジウムの議論をとりまとめたサマリー(ENGLISH日本語)を7月11日に公表しました。

プログラム

開会
セッション
<開会挨拶>
竹本 和彦 海外環境協力センター(OECC) 理事長
<特別講演>
「地球環境問題を巡る内外の最新動向」
松澤 裕 環境省 地球環境審議官   

<基調講演1(オンライン)>
「IPCC Special Report on Climate Change and Citiesの作成に向けた今後の展開について」
Prof. Winston Chow(IPCC WGII共同議長/シンガポール経営大学教授)

<基調講演2>
「さらなるグリーントランスフォーメーション(GX)に向けた都市間協力の重要性」
橋本 徹(Y-Bridge 代表(前 横浜市 国際局長))

<Q&A/Discussion>

パネル
ディスカッション
ディスカッションテーマ:『気候変動対策における都市の役割』

パネリスト:

  • 三村 信男(OECC 会長/茨城大学 特命教授)
    「IPCC Special Reportへの日本からの貢献」
  • 片岡 八束(地球環境戦略研究機関 都市 プログラムディレクター)
    「都市間連携プログラム:10年の経験からの教訓」
  • 加藤 真 (OECC 理事 兼 業務部門長)
    「都市の気候変動対策の効果を高めるための方策-バンコク都におけるキャパシティ・ディベロップメントの経験から-」
  • 内田 東吾(ICLEI日本事務所 事務局長)
    「ICLEIの活動とIPCC Special Reportへの貢献の可能性」

ディスカッサント:

  • 足立 宗喜(慶應義塾大学 特任准教授)
クロージング 閉会

開催方式

対面開催+オンライン(Zoom)

言語

日英同時通訳(前半のみ)

橋本道夫記念シンポジウムについて

橋本道夫先生(初代OECC理事長)は、我が国の公害環境行政の先導者として道を拓かれるとともに、国際環境政策の先駆けとして活躍され、今日の海外環境開発協力の礎を築かれました。OECCは2018年より、橋本先生のご功績をたたえるとともに、同先生の志を後世に引き継いでいくことを目的として、例年の総会のタイミングに合わせて「橋本道夫記念シンポジウム」を開催しています。

OECCはその時々の優先課題の中から選んだテーマについて、未来志向の議論を深めるとともに、海外環境開発協力に関心を有する幅広い関係者の皆様との連携を図ってまいります。

過去の橋本道夫記念シンポジウム
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