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活動について

資源循環・廃棄物対策

循環型社会/循環経済構築に向けた支援

都市化・経済発展に伴い、大量生産・大量廃棄といった社会経済システムがグローバルに拡大する中で、地球の資源の浪費やごみ問題が起こり、それにより人の健康被害、環境破壊といった問題が生じています。現代において、このような環境課題に対して改善のための制度・技術、インフラの構築が追い付いていない開発途上国において特に大きな問題になっています。OECCでは、アジア地域から中東・アフリカ等、開発途上国におけるごみ問題(廃棄物管理の課題)に対して、現場における運営・管理指導から体制・制度整備、環境技術・インフラの導入支援まで、循環型社会/循環経済の構築に向けて幅広く支援しています。

アフリカ・ザンビアの廃棄物処分場(チュンガ処分場)

 

開発途上国における廃棄物管理に関する現地調査・技術協力プロジェクト等の実施

OECCでは、開発途上国における循環型社会/循環経済の構築に向けた、国際協力機構(JICA)等による技術協力プロジェクトを実施しています。主にアジア、アフリカ諸国を対象に、プロジェクトの詳細計画策定から、廃棄物管理に関する能力強化(キャパシティ・ディベロップメント)、環境技術・インフラの導入支援、現地でのセミナー開催まで、幅広い技術協力を実施しています。また、JICAが各国政府や環境省、国連等と立ち上げた「アフリカのきれいな街プラットフォーム」の実施を支援し、これまで第2回(横浜)、第3回(オンライン)全体会合の開催を支援しました。

現地(アフリカ)におけるごみ収集の実態調査

 

アジア、中東諸国における廃棄物焼却発電・リサイクル技術等の導入支援

OECCでは、アジア、中東諸国等における循環型社会/循環経済の構築のため、日本の廃棄物焼却発電・リサイクル技術等の廃棄物関連の環境技術・インフラを導入するための支援を実施しています。諸外国における廃棄物管理の実態調査から、日本と諸外国における廃棄物管理改善・3R推進のための二国間政策対話の開催支援、視察や技術展示等による日本の技術・インフラの紹介、さらには技術・インフラ導入に向けた具体的な検討支援を実施しています。

シンガポール政府行政担当者による日本のリサイクル施設への視察